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●TBS主催のコンサートで「KLACK」が香田さんの殺害映像流す
千葉県浦安市で26日開かれたTBS主催のロックコンサートで、出演したビジュアル系バンドの演奏中、イラクで拉致、殺害された香田証生さんの殺害映像が大型スクリーンに流されていたことが28日、分かった。
TBSによると、コンサートには10-20代を中心に約5000人が来場していた。主催者側は映写について事前に知らされておらず、TBSや興行会社がバンドの所属事務所に抗議した。
TBSはバンド名を公表していない。
TBSは「人道的にも決して許されるものではなく、香田さんの家族や関係者、来場者に深くおわび申し上げます」とコメントした。(共同)
ライブを行ったのは無名のバンド「KLACK」。日刊スポーツはこのバンドを実名で報道している。この一連の騒動はニュース記事になる前から、某巨大掲示板で話題になっていた。イベントには4200人の観客がいたが、香田さんの殺害映像を5分ほど放映し、会場はざわめいたという。イベント前にもパンフレットなどで警告していたらしいが、具体的に説明はなかったという。話題作りのためにやったとしか思えない。会場からは「やりすぎだ。」との非難の声が相次いだという。主催者側がイベント前に、入念にリハーサルと打ち合わせをすべきではなかったか。これを許してしまったTBSも報道機関としてはいかがなものか。以下まとめサイトを参照。
・映像を流したKLACKまとめサイト
http://f30.aaa.livedoor.jp/~neslihan/2/klack/
●【第一報】イラク武装勢力、日本人男性を拉致と声明
イラクでテロ攻撃を指揮しているとされるヨルダン人のザルカウィ氏率いるイスラム過激派を名乗る組織は26日、拉致したとする日本人男性の映像をウェブサイトに流し、イラクから自衛隊を48時間以内に撤退させるよう要求、応じなければ男性を殺害すると警告した。小泉純一郎首相は27日朝、情報収集と事実確認を外務省などに指示。首相は細田博之官房長官に対し「自衛隊はイラクから撤退しない」と伝えた。
イラクで日本人とみられる人が拉致されたのは今年4月の高遠菜穂子さんら3人と安田純平さんら2人の2件の拉致事件以来。イラク駐留自衛隊をめぐり日本政府は再び厳しい対応を迫られることになった。
男性は映像の中で「小泉(首相)さん、彼らは自衛隊の撤退を求めています。さもなくば僕の首をはねると言っています。済みませんでした。また日本に戻りたいです」と日本語で語った。
声明を出したのは「一神教聖戦団」から組織名を最近「イラクの聖戦アルカーイダ組織」に変更したザルカウィ氏の組織。映像で20代に見える長髪で白いTシャツ姿の男性は座らされ、背後に覆面姿のメンバー3人が立ち声明を読み上げた。
男性について同組織の声明は「イスラエルとヨルダンを訪れ、その後イラクに来た」としている。男性は英語でも過激派組織の要求を述べ、日本政府と小泉首相に自衛隊撤退を求めた。
在イラク日本大使館当局者は27日未明、日本人が拉致されたとの情報は確認していないと述べた。外務省のサマワ駐在事務所の当局者も27日未明、同事務所の職員5人は全員無事と述べた。
イラクでは今年5月、バグダッド南方で日本人フリー記者橋田信介さんと小川功太郎さんが乗った車が襲撃されて死亡。昨年11月には北部ティクリート近郊で奥克彦大使と井ノ上正盛一等書記官が襲撃され、死亡したほか、今年4月には2件の日本人拉致、人質事件が発生していた。(共同)
●公開された映像の中での香田さんの発言
彼ら(武装グループ)は、なぜ日本政府が法を破ってイラクに自衛隊を派遣したのかと尋ねています。小泉(純一郎首相)さん、彼らは日本政府に自衛隊の(イラクからの)撤退を求めています。さもなくば、僕の首をはねると言っています。すみませんでした。また日本に戻りたいです。
上の発言以外にも、これと同じ内容を英語で発言している。
●イスラム過激派組織の声明要旨日本の軍隊に付き従う部隊の一人が「イラクの聖戦アルカイダ組織」の人質となった。彼はイスラエル、ヨルダン、その後、イラクを訪れた。彼に関する(旅券などの)書類は、後に公開する。
われわれは日本政府が四十八時間以内にイラクから軍隊を撤退させるよう要求する。さもなければ(米国人)バーグ氏、(英国人)ビグリー氏と同様に、この人質の首を切る。
イラク聖戦アルカイダ組織
●事件のおおまかな流れ
10月27日
02:07 「イラク・アルカイダ機構」がウェブサイトで、日本人男性1人を人質にしたとするビデオ映像を配信する
06:09 カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」が同映像を放映
06:10 人質事件の情報を受けて、首相官邸に連絡室を設置
07:00 在ヨルダン大使館に現地対策本部を設置
07:25 小泉首相が台風23号の被害視察に向かう自衛隊機から細田官房長官に「自衛隊は撤退しない」と電話で指示
08:45 外務省の竹内行夫事務次官がべーカー駐日米大使に電話。べーカー氏は「自衛隊を撤退する考えはないとの日本政府の決定を支持し、敬意を表する」
10:00 小泉首相が兵庫県豊岡市で記者団に「テロに屈することはできない。自衛隊は撤退しない」
11:25 細田官房長官が記者会見で「人質は香田証生さんとみられる」と発表
11:30 町村外相がアルジャジーラのインタビューを受ける。「香田さんは純粋な民間人。日本はイラクの友人だ」
18:30 香田さんの両親と兄が福岡県直方市の自宅前で記者団に「彼は同情心や正義感でイラクの人々の苦しみに目を向けようとした。解放を心よりお願いします」
28日
07:55 現地対策本部の指揮をとるため派遣された谷川秀善外務副大臣がヨルダンに到着
15:00 民主党の対策会議。駐イラク大使がイラク暫定政府に電話で働きかけている、との外務省側の説明に、「バグダッドは大使が外出できないほど危険なのか」との質問が出る。外務省側は「そうです」
16:00 自民党の亀井静香元政調会長が小泉首相に会い、「イラク政府が救出できないなら、サマワに駐留する自衛隊が捜索、救助活動をするべきだ」と提案
29日
02:07 ウェブサイトでビデオ映像が流れてから、犯行グループが自衛隊撤退の期限とした48時間が経過
10:00 香田さんの母節子さんらが東京の外国人特派員協会で記者会見。「政府に自衛隊撤退を求めるか」との質問に、「一民間人として国に何をしろとは言えません」
11:30 「アジア的な特徴がある外国人の遺体がイラク北部のティクリートで見つかった」とドイツ通信が報道したことが、首相官邸で開かれた対策本部の会合で取り上げられる
18:50 町村外相が「駐イラク大使が入手した情報によると、(ティクリートで)発見された遺体が香田さんである可能性は非常に低い」と記者団に
30日
未明 イラク駐留米軍から在イラク日本大使館に「バグダッドとティクリートの中間にあるバラドで日本人らしい遺体が発見された。香田さんの特徴と一致する部分がある」との連絡
01:15 在イラク大使館からアンマンの現地対策本部に連絡
02:30 香田さんの家族に外務省から連絡
03:12 細田長官が官邸に。記者団から「香田さんらしい人が見つかったということか」と問われ、「まあ、それに近い」と答える
04:00 外務省で高島肇久外務報道官が記者会見。「バラドで日本人らしい遺体が発見された。遺体は、香田さんの体の特徴と一致する部分がある」と語る
05:00 自民党本部で与党対策会議。細田長官が経緯を説明
12:00 遺体を載せた米軍の輸送機がクウェートの空港に到着。在クウェート日本大使館の医務官が遺体を確認
15:35 細田長官が記者団に「遺体を医務官が確認したところ、総合的に判断して、香田さんではない、と確認した」
31日
03:30 イラク保健省から大使館に遺体発見の一報
10:19 町村外相が記者会見。「今朝バグダッド市内で遺体が発見され、指紋が一致したため、香田さんの遺体と確認した」
11:00 民主党の岡田代表が会見。「改めて12月14日に期限を迎える自衛隊の撤退を強く求める」との声明を発表
12:45 小泉首相が声明を発表。「解放のためあらゆる努力を尽くしたにもかかわらず、香田さんがテロの犠牲となり、痛恨の極みだ。引き続き自衛隊による人道復興支援を行う」
●香田さんの足取り(現地時間)
香田さんはイスラエルを経由して、最終的にイラクへ入国しているということが重要な点である。イスラム諸国、ましてやイスラム原理主義者にとってはイスラエルを経由しただけで、スパイと見なされてしまうことがあるという。そして、移動中は半ズボン姿であったという。やはり、その外見からすぐに外国人だと気づかれてしまったのだと考えられる。香田さんは、バスターミナルを行き来するが、バスが無く、その後何者かによって拉致されたのだと考えられる。
2004年 9/9~10/18 イスラエル・テルアビブの「スカイ・ホステル」に滞在。 10/19~10/20 ヨルダンの首都アンマンの「クリフ・ホテル」滞在。同宿の日本人男性やホテル従業員の忠告を聞き入れずバスでアンマンを出発。 10/21昼前 バグダードのバスターミナルに到着。 10/26 「イラク聖戦アルカイダ組織」が香田さんを拉致したとする映像をウェブサイトに流す。 10/30 バグダードで遺体発見、31日香田さんと確認。 |
●イラク行きを止めた人物
- NHKの放送より
イラクの隣国ヨルダンのアンマン地区にあるホテルに滞在していた映画監督の日本人(四ノ宮浩さん)に香田さんが「イラクに旅行に行きたいのでホテルを紹介して欲しい」と依頼したので四ノ宮さんは危険なので香田さんを引きとめようとしたが、香田さんは忠告を振り切りイラク入りした模様。
アンマンのホテルにて
香田さん 「イラクに旅行したいので現地のホテルを紹介してくれ」
四ノ宮氏 「イラクは危ないから行かない方が良いよ?」
香田さん 「大丈夫ですよ」
バグダット行きのバスに乗り込む直前にも
四ノ宮氏 「だから行くのは辞めたほうが…」
香田さん 「なんとかなる」
そのままバグダットへ行き人質になる。
香田さん 「ごめんなさい、日本に帰りたい…」
- アンマンで最後に会った四ノ宮氏の証言
・「とりあえず見てみたい」と言っていた。
・やめておいた方がいいと止めたが行ってしまった。
・携帯電話のような装備も全く持っておらず、危険と認識していないようだった。
・バス停で止めようと思い、一緒に行ったが「何とかなりますよ」という感じだった。
- TBSの四ノ宮氏生出演より(12:41 2004/10/28)
・ホテルで香田君が女の子と話してて「これからイラクに…」というのが聞こえてきた。
・どうして行くのか聞いたら、旅行だと言っていた。
・イラクはもう外を歩けないような状況だと説明した。
・所持金はほとんど持ってなかった 100GD=1万5千円くらい。
・イスラエル、パレスチナと旅行してきて、戦争やら平和やらに興味持ったらしい。
話し振りからすると、ホテルで通りすがりに会って、ちょっと話をしただけのようだ。
●人質になった香田さんとは?
香田証生(こうだ・しょうせい)24歳
●ニュース映像
直方市にある実家。父真澄さん、母節子さん、祖父、妹の五人が暮らし。高校二年の終わりまで東海大第五高校(福岡県宗像市田久、松岡哲校長に通学。当時の担任平田恒敏教諭(54)。生活態度や成績もよく、学校行事にもクラスメートと協調性を持って取り組んでいた。一九九七年三月末付で同校を転出し、通信制高校の「NHK学園」に転入。中学は福岡県直方市にある植木中学校。高卒の資格を取得した後はフリーターとして働いていたという。福祉施設で介護の仕事などもしていた。熱心なキリスト教信仰者の家に生まれ腕に十字架のタトゥーをしていたという。7、8カ月前にニュージーランドで語学を勉強後、2、3カ月前にイスラエルに入国。ヨルダン経由でのイラク行きを決めてクリフホテルに宿泊していた。
Q:イスラエルへ行ってアンマンに入ってそれからイラクへ行ったという情報があるが、イスラエルへの入国記録がある人が、アラブ諸国には入れないだろ。イラクなら入れるの?
A:イスラエル入国の時はパスポートじゃなくて別紙にスタンプ押してくれるから入国履歴が残らないように入国させてもらえるんだよ。だから、ホテルのレシートとか写真とか、イスラエルに入った証拠を消して入国すればアラブ諸国入国も可能。もっともヨルダンはともかくイラクでまともな入国審査が行われてるとは思えないけど。
●ザルカウィ氏組織の犯行とされる最近の事件
5月11日 米国人男性の首を切り落とす映像をウェブサイトで公表。
17日 バグダッドで自爆テロ、イラク統治評議会のサリム議長ら少なくとも9人死亡。
6月21日 カタールの衛星テレビ局アルジャジーラが放送したビデオで韓国人男性1人の殺害警告、男性は22日遺体で発見。
24日 イラク北部モスルなどで連続爆弾テロ、75人前後死亡。
8月1日 バグダッドやモスルの6つのキリスト教会で自動車爆弾テロ、十数人死亡。
2日 人質のトルコ人男性1人を殺害する模様を撮影したビデオをウェブサイトで公表。
9月14日 バグダッド中心部の警察署付近でテロ、約50人死亡。
16日 バグダッドの住宅から米国人2人と英国人1人を拉致、10月8日までに全員殺害。
30日 バグダッド南部で連続爆弾テロ、約50人死亡。
10月14日 バグダッド中心部の米軍規制区域「グリーンゾーン」で自爆テロ、米国人ら5人死亡。
●姓名判断
25日 バグダッド中心部でオーストラリア軍を狙った自動車爆弾テロ、イラク人3人死亡。
26日 日本人男性1人を拘束したとする映像をウェブサイト上に掲載。日本政府に自衛隊の撤退を要求。
香田 証生
○○ ○○
9 5 19 5
総運38○ 才能あるが頭領の器ではない。個性を生かす職業が○。家庭を大事に。
人運24○ 向上心、意欲盛ん。集団の中で活躍。少々気分屋。騙されないよう注意。
外運14× 実力が認められないことも多いが、反骨心があれば成功も。病災急死傾向。
伏運48◎ まあまあ良い運数です。
地運24◎ 幸運、才知、財産運。
天運14△ 負の影響を受け継ぎやすい家柄。転々と所在を移す。
陰陽 × 良くない配列です。犯罪傾向や突然の不運に襲われる傾向があります。
●関連リンク
香田証生さんを、そして日本を、救うためのメッセージ集
http://www.ac-net.org/appeal/8/
外務省HP「イラクでの邦人人質事件」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/iraq/j_jiken/index.html
不肖!宮嶋茂樹のウェブサイト
http://www.fushou-miyajima.com/
アルカーイダHP(アラビア語)
http://www.al-hesbah.org/v/showthread.php?t=16553
イラク情勢板
http://sports2.2ch.net/iraq/
ニュース速報板
http://news13.2ch.net/news/
アブー=ムスアブ・アッ=ザルカーウィー容疑者
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%82%A3
ジハード(一般的に聖戦)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89
日本人旅行者イラク人質事件に関するメモ
http://perape.sakura.ne.jp/memo/001/1028_iraq_koda.htm
香田さんの子供のころの文集
http://news.goo.ne.jp/news/picture/20041028/m2124105.jpg
香田さん、友人の忠告振り切り「旅行者だから大丈夫」
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_10/t2004102730.html
香田さんのビデオはなぜか日本のぬるぽサーバーに
http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0410/27a.html
グリーンピースが自衛隊撤退を要求
http://www.greenpeace.or.jp/cyberaction/nowar/kzm2004/index_html
香田さんの動画(拘束の第一報が入った10/27のもの)
http://data.uploda.net/anonymous/etc1/dat6/upload13346.wmv
アルジャジーラもトップで報道
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/11A0C821-3B42-4440-AB20-21F61E15CD05.htm
外務省HP 退避勧告に関する文章
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=45#header
ニュース動画
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index.html?now=20020305204216
首相官邸・ご意見
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/dokusha.html
Iraq Group Takes Japanese Hostage; Troops to Stay
http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml;jsessionid=GNMORWX1QUCH0CRBAEOCFFA?type=topNews&storyID=6619966
Rebels Threaten to Behead Japanese Hostage
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=535&ncid=535&e=2&u=/ap/20041026/ap_on_re_mi_ea/iraq_japanese_hostageJapanese taken captive in Iraq
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/11A0C821-3B42-4440-AB20-21F61E15CD05.htm
●編集後記
罪なき人質殺害 テロリストによる許されざる犯行
まず確認しておきたいことは、香田さんは民間人であり、自衛隊とはなんら関係ない旅行者だったということだ。事情も聞き入れずに、まったく罪のない香田さんを殺害した。無差別に人質を取っては、残虐な方法で殺すなどという蛮行は決して許されるべきことではない。亡くなった香田証生さんのご冥福を心から祈る。そして、香田さんのご家族や友人らも多大なる悲しみを味わったに違いない。彼らの気持ちになって考えると、とてもやりきれないものがある。香田さんの遺族も、その後「一日も早くイラクに平和を」といったコメントを発表した。誰しもが望むことであろうが、傍若無人なテロリストに子を殺された両親の悲痛な思いは伝わってくる。それでも、香田さんのご家族は「みなさんに迷惑をかけて申し訳ありません。救出に向け、各方面の協力をいただき、ありがとうございました。」とコメントし、私情を最後まで押し殺しては公に徹した。そんなご家族の中で育った香田さんはとても優しい人柄で、困った人を放っておけない性格であったという。なぜ、罪なき心優しい青年が殺されなくてはならないのだろう。そんな矛盾が頭から離れない人は、きっと少なくないのだろうと思う。そして、自己責任論については強く訴えたくはないが、ある部分では「平和ボケした日本人が、戦争や宗教をなめてかかるとどういうことになるのか」といった結果が皮肉にも露呈された形になったのではないかと思う。
殺害犯行グループの本当の狙いに踊らされるな
今回、ザルカウィ容疑者率いるイラク聖戦アルカイダ組織を名乗る犯行グループは、自衛隊の撤退を要求してきた。「日本人なら誰でもよかったのか」と彼らに聞いてみたい。胸に手を当てて考えてもらいたいことは、今これを読んでいるあなたさえも、現在のイラク国内では人質のターゲットになりうるのだということだ。人質には多額の懸賞金が懸けられていると聞く。退避勧告を無視し、無防備にイラクへ入れば、誰かがあなたを捕まえて武装集団に売られてしまうかもしれない。「もし、自分だったら。」と考えるだけでも、心の底から怒りと憎しみの気持ちが蘇ってくることだろう。冷静さを失うと、人は時に物事を客観視できなくなる。しかし、見落としてはならないのは、彼ら犯行グループの構成員はイラク国民ではなく、外国人によるテロリスト集団だということだ。本当に自衛隊が撤退することを、真に望んでいたのか。周知の通り、今まで捕まった人質のほとんどが殺害されている。そして、交渉をする気も更々ない様子であった。専門家の見識によれば、むやみやたらと各国の人質をとり、軍隊の撤退を要求しては殺すことによって、それが彼らにとって名誉となり、テロリストとしての名をあげているだけだとの見方もある。そして、ザルカウィ容疑者はこういった残虐な殺害映像を録画し、インターネットを使って世界へ配信することで、ニュースなどを通じて興味を持った人間に見せるようにし、ますます世界を混乱させようとしている。それこそが彼らの狙いであるが故、その見え透いた動揺作戦に決して踊らされてはならないのだ。
国民の過半数が今回の政府の対応を評価
後に日本のマスメディアが行った世論調査では、自衛隊の撤退を拒否した政府の対応を評価する結果が出た。これは至極当然のことだと言える。イラクの復興のために派兵している国家が、テロリストとの交渉などすれば、世界の笑いものになるに違いない。そればかりか、テロリストの要求はどんどんエスカレートし、更なる要求を突きつけてくるという危険性もある。一連の人質事件のなかで、テロリストの要求に応え、軍隊を撤退した国はフィリピンだけである。当然、アメリカ政府からの批判をもろに受けることになった。人命を最優先することには違いないのだが、テロリストとの交渉はまずあり得ないということを理解しなくてはならない。つい感情的になって、冷静さを失ってしまうことはあるかもしれない。しかし、今回の政府の対応は誤ったものではないことが世論調査で証明された。
自衛隊撤退への思惑 詭弁としか言い様がない
自衛隊の派遣自体に賛否両論はあるものの、復興支援という名目で行った以上、途中で引き返すことはできない。現にイラクは復興していないのだから。いずれにしても、我々が選挙において投票し、国会で議論がなされて、イラク特措法など様々な段階を踏んで辿り着いた結果である。日米同盟の強化のために行ったのだと言われようと、彼らとて戦場に近い場所に現に派遣されているのである。ファルージャでの米軍による大規模な戦闘が始まり、イラク全土に非常事態宣言が発動された。自衛隊が派遣されているサマーワとてその例外ではない。しかし、我々がすべきは自衛隊に危険が迫ったらどうしようと考えることではない。無事で帰還することを願うことのみであろう。この状況下においても、国民やマスコミが二重基準(ダブルスタンダード)を強く提示することは、派遣されている自衛隊はおろか、世論にも悪影響を与えかねない。最近のメディアを見ていると、「今度こそ自衛隊が危ない」だの「いつか自衛隊に犠牲者が出る」などいったような記事をよく目にする。まるで自衛隊に死んでもらいたいかのような口ぶりである。今回のように、非常事態とも言える状況下での人質事件に対しては、鬼の首を取ったかのように騒ぎ立てておいて、自衛隊の安全が確認されると、「無事でよかった」の一言も言えないのだ。論理矛盾も甚だしく、これはもはや詭弁としか言い様がない。所詮、世論を作り出す側も商売であるから、自衛隊の不祥事によって生まれる、自分たちの支持率の向上しか頭にないから、こんな無責任なことが平気で言えるのである。
戦闘の長期化 戦渦止まぬイラクの今後
確かにイラク情勢は悪化するばかりだ。ファルージャでの戦闘は激化し、もはや最終局面とも言えるような武力行使で掃討作戦が展開されている。一万人以上の米軍海兵隊がファルージャを包囲し、ザルカウィのアジトと考えられている建物を占拠した。一方、武装勢力側は118台の自爆用車を用意し、自爆攻撃志願兵約300人が戦闘の準備に入ったという。まさに血で血を洗う戦いが、なおも続いているのである。しかし、ここまで踏み込んでしまった以上、もう後に戻ることは許されない。無秩序な現状のイラクを放置しては、過去に戻れないのである。ファルージャは各国のテロリストの温床となってしまったのだ。米軍はザルカウィを追い込むことに尽力し、戦闘の長期化を避け、掃討作戦を速やかに成功させるべきである。そして、一般人である我々がすべきことは、なるべく罪のないイラク全土の民間人の被害を最小限に抑えること、そして駐留軍隊らの無事を祈ることである。
管理者:番組の途中ですが名無しです(連絡先)
- アンマンで最後に会った四ノ宮氏の証言
1920年、津市生まれ。京大では山岳部に籍を置き、今西錦司氏らとともに野外調査に取り組んだ。卒業後は東工大や筑波大などの教授を歴任。ヒマラヤ山村の生活改善に貢献したとして、アジアのノーベル賞とされるマグサイサイ賞を受賞した。
自身が考案し、名前から命名したKJ法は高い評価を受け、企業などでも応用された。主な著作に「鳥葬の国」「発想法」など。
来世はハエですかね。
7月7日 18時16分
7日午後、千葉市緑区のJR外房線の踏切で男の子が電車にはねられて死亡し、
警察では、男の子が遮断機をくぐり抜けて踏切に入り込んだものとみて、
当時の状況などを詳しく調べています。
7日午後3時45分ごろ、千葉市緑区越智町のJR外房線の「八幡台踏切」で、
走行中の快速電車の運転士が遮断機をくぐり抜けて踏切内に入ってくる
人影を見つけ急停車しました。消防などで確認したところ、
現場の踏切の付近で男の子がはねられて死亡していました。
警察によりますと、近くにランドセルが落ちていたことなどから男の子は小学生とみられ、
現在警察で身元の確認を急いでいます。現場の踏切は幅およそ2メートル、
長さ10メートルほどで、事故当時は遮断機が下りて警報機が鳴った状態だったということです。
現場の状況などから、警察は、男の子が遮断機をくぐり抜けて踏切に入り込みはねられたものとみて、
当時の状況を詳しく調べています。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014110611000.html#
http://www3.nhk.or.jp/news/K10041106111_01.jpg
和歌山・田辺市で豪雨のため田んぼの様子を見に行った64歳男性が川に流され死亡
和歌山・田辺市で、5日から降り続いた雨で土砂崩れが発生し、男性1人が下敷きになった。
救出された人は「土が落ちたと思ったら、ダーッと雪崩が来て、流されてしまった」と話した。
7日午前7時ごろ、和歌山・田辺市で住宅の裏山が崩れ、男性が土砂の下敷きになり、消防に救助された。
また、市内を流れる右会津川では、田んぼの様子を見に行った丸山充男さん(64)が流されて死亡した。
田辺市では、5日の降り始めから7日朝までの雨量が220mmを超えている。
(07/07 18:56 関西テレビ)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00158615.html